介護事業所の生産性向上は実現するか?

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 2019年、ベッドセンサはじめICT機器の紹介に行ったある特別養護老人ホームの施設長に、「君たちが持ってくるものが生産性の向上につながるとは思えない」とご指摘を頂きました。

 介護ロボットの開発に携わり始めたのが2015年、それ以来、たくさんの開発を目にし、介護施設に足を運びましたが、確かに生産性の向上の切り札になるようなものに出会うことはありませんでした。

 2020年、悩みに悩んだ末に、株式会社エフトス様と共に生産性の向上及び業務改善ができる機器を開発しようと令和2年度のロボット介護機器開発事業に応募しました。今回は機器の開発だけでなく、どうやったら現場が使える機器となるのかということを最大のテーマとして、導入事例の開発も含めての開発を行いました。

新型コロナウイルス蔓延の中、業務改善活動を実施しました

結果的に、働いているスタッフの人数は減らしませんでした。元々人員不足が課題だったので、分母の雇用保険被保険者数は同数です。その上で経営規模の5%である1500万円の収支改善がありましたので、生産性は10ポイントの向上となりました。

生産性要件も理解できましたので、さらに次の改善活動につなげていきます。

介護スタッフの負担が増えないように生産性を向上させたい

ムリムダムラを無くすことがもちろんですが、全体像として負担がかかっているところを可視化して、大きな問題から解決していきました。やりやすいところから手をつけても数か月後には元に戻ってしまいます。実証施設で最終的に大きな改善ポイントとなったのは「介護のプロ」から「健康=何歳からでも心と体は作り変えられる実践者」というマインドの変化でした。いろいろなやり方はあると思いますが、多くの点に影響を与えることができました。