介護施設のDXと生産性向上
超高齢化と労働人口の減少により、介護施設の生産性向上は喫緊の課題tされています。しかしながら、デジタル化も業務改善も実際に取り組んでみると、簡単にうまくはいきません。それでも何とかできないかと取り組んできました。

令和2年、栃木県足利市の介護施設にて、AMEDロボット介護機器開発標準化事業を実施、生産性向上ポイントは9%改善、自走化できる施設に変化していきました。
FTcare-i×NBDX(生成AIを活用した業務改善ツール)
ふくしま医療機器開発支援センターが実施する「ICT 等を活用した介護現場生産性向上支援事業 (福島県介護ロボット普及促進事業)」では、無料貸し出し実施施設を募集しており、株式会社エフトスとともに開発したFTcare-i×NBDX(生成AIを活用した業務改善ツール)が採択されています。
課題の特定をサポートします
独自開発の「NBDX」により、介護施設の課題の特定をサポートします。介護施設に介護テクノロジーを導入してもうまくいかない理由は、下図のような課題を無視して実施している場合が多いと考えており、介護施設内の足場固めをしっかり行ってから介護テクノロジーの導入をすることを提案しています。

業務時間分析ツール「NSDX」
勤務シフトを1ヶ月分お預かりし、上記課題の抽出を推測します。推測データを元に人員不足、利用者不足、加算の取得状況などをヒアリングして実際の業務改善案を作っていきます。

独自の生成AI活用ツール
多くの介護テクノロジーが開発される中、まだどこも取り組んでおらず、かつ、業務負担の大きいものに注力して開発を行ってきました。
新規利用者のヒアリングをサポートする「AI帳票アシスト」では、新規利用希望者及び家族との会話からヒアリングシートの入力候補を表示し、さらに、ほかの帳票にも転記サポートしてくれるという画期的なサービスとなっています。
スタンドアロンでも動く仕様となっており、すでに介護記録ソフトを使用している事業所様でも活用可能です。
私たちは、電話の内容から帳票作成までできるよう現在開発を進めており、こちらもまもなくリリースが可能となります。

介護の質向上のための活動
介護施設の経営改善は、介護テクノロジーの導入だけでうまくいくわけではありません。私どもは、質的向上にも着目し、介護を取り巻くあらゆる方向との連携に取り組んでいます。特にフレイル・認知症予防、肺炎予防、終活についても各専門家と連携して、セミナー等実施しています。